QUESTION


ANSWER
後熱は予熱と対になる単語で、溶接が完了した直後に200~350℃に加熱し、溶接後の冷却速度を遅らせることにより、主には溶接部の遅れ割れ防止が目的です。
- 冷却速度の低減(硬化組織防止)
- 水素の拡散促進
一方で、溶接後熱処理は溶接後に550~650℃に保持するもので、主に溶接残留応力の除去を目的としたものです。JIS Z3700に「溶接後熱処理方法」として規定されています。「PWHT」という呼び方はこれにあたります。
- 残留応力除去
- 硬化組織の安定化
- 熱影響部の靭性改善
後熱と溶接後熱処理は別なのですが、混同されることがあるので、正しい理解が必要です。
ついでに、PWHTと応力除去焼鈍(SR)も類似していますが、SRは溶接残留応力だけではなく、曲げや加工による残留応力の除去などの場合も含まれるのでより広義になります。
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